突然の赤みと、強いかゆみ
驚かずに、まずは様子を観察しましょう

蕁麻疹は、皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、強いかゆみを伴うのが特徴です。数分から数時間で消えることが多いですが、場所を移動しながら数日間続くこともあります。食べ物、体調不良、寒暖差、ストレスなど原因は様々ですが、特定が難しいケースも少なくありません。
当院では原因を一緒に考えながら、お子さまのつらいかゆみを素早く抑える治療を行います。

症状と経過をお伝えください

受診の際、以下のポイントを教えていただけると診断の大きな助かりになります。
スマホなどで「蕁麻疹が出ている時の写真」を撮ってお持ちいただくと非常にスムーズです。
いつ出たか: 食べた直後、お風呂上がり、寝入りばな、など
どこに出たか: 全身、体の一部、場所が移動するか
かゆみの強さ: 眠れないほどか、本人は元気か
その他の症状: 蕁麻疹のほかにゼーゼーしている、吐き気がある、元気がないなどの症状がある場合はアナフィラキシーの可能性が高いので至急受診が必要です。

じんましんの原因とは?

「食べ物アレルギーでは?」と心配されることが多いですが、実は子どものじんましんの原因は多岐にわたり、食べ物のアレルギーである確率は高くはありません。

  • 感染症: 風邪などのウイルス感染(実はこれが一番多いです)
  • 食べ物・薬: 特定の食べ物や飲み薬への反応
  • 物理的刺激: 寒暖差、日光、皮膚のこすれ、圧迫
  • 体調: 疲れ、ストレス、寝不足
  • 原因不明: 検査をしても原因が特定できないケースも7〜8割ほどあります。

じんましんの種類

急性じんましん(発症して1ヶ月〜6週間以内に治まるもの)

主な症状

ある日突然、皮膚が赤く盛り上がり、強いかゆみが出ます。数十分から数時間で消えますが、半日〜1日ほど出たり消えたりを繰り返すこともあります。多くは数日から1週間以内に跡形もなく治ります。

治療法

原因が明らかな場合はそれを取り除き、かゆみを抑える「抗ヒスタミン薬」を数日間服用します。まずは今出ているつらい症状を素早く鎮めることが優先されます。

慢性じんましん(症状が1ヶ月〜6週間以上、繰り返されるもの)

主な症状

毎日、あるいは週のほとんどで、じんましんが出たり消えたりを繰り返します。「一度治ったと思ったのに、また出てきた」と繰り返すのが特徴です。激しいかゆみにより、夜の眠りが浅くなることもあります。

治療法

「症状が出ない状態」を長く保つことがゴールです。抗ヒスタミン薬を継続的に服用し、症状が落ち着いてきたら医師の判断のもと、少しずつお薬の量や回数を減らしていきます。根気よく治療を続けることで、最終的にはお薬を卒業できるケースがほとんどです。

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